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嘘喰い「ティッシュくじ……ねぇ」 アニメキャラの体験談

2名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:30:12.02ID:CBwwwESu0
これまでのあらすじ
Eカード勝負で利根川を破った嘘喰い、斑目貘は、帝愛の頂点
兵藤会長に、賭郎勝負を挑む……!

兵藤(夜行……妃古壱……?」

兵藤(おお、思い出したぞ……」

兵藤「貴様、無敵の死神、完璧(パーフェクト)取立人、夜行妃古壱か!」

夜行「いえ、無敵かどうかは……。私、強さに関してはさして興味ありませんので……」

貘「ははっ、相変わらずだね、夜行さん……。それで、どうする? やるの?」

兵藤「……ふんっ……!」



19名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/06/02(水)00:51:42.29ID:IXcXPG0uP
また寝不足か







3名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:31:16.40ID:CBwwwESu0
兵藤「くだらぬ……」

貘「え?」

兵藤「なぜわしが、この男の仇討ちをせねばならんのだ?」

カイジ(こ、こいつっ……!」



6名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:33:02.76ID:CBwwwESu0
カイジ「やい、何だっ……! 人には腑抜けだの何だのとのたまっておきながら……! 自分は逃げるのかよ!」

兵藤「逃げる……?」

兵藤「クコココココ……! これはまた慮外なことを……!」

兵藤「わしはの……慮っておるのだよ……! 嘘喰いくんの身をな……!」

兵藤「わしは生まれながらにしての王っ……! 勝って……勝って……勝ちまくる……! そういう星の下に生まれておる……!」

兵藤「勝ち続ける人生……! 勝ちたくなくとも勝ってしまう……! わかるかの? わしと勝負すれば嘘喰いくんは確実に負ける」

兵藤「大した理由もなく、そんな愚行に走る意味などなかろう……?」

貘「意味……ねぇ……」

夜行「ふむ……困りましたね。まず勝負を行うという前提がなければ、賭郎としてもどうすることもできませんので……」

貘「Lファイル……」

兵藤「あ……?」

貘「ねぇ、Lファイルって知ってる?」




7名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:34:46.20ID:CBwwwESu0
貘「まあ、あんたなら知ってるだろうし……いや知らなくても関係ないけどさ。警察が罪をもみ消した、資産家どものリストがあるんだよ」

兵藤「クコココ……! それがどうした? わしにはまったくもって関係ない話……!」

貘「ああ、あんたの名前はなかったよ……。あんたなら、警察に自分の弱みを握らせるようなことはしないだろうしね」







貘「だが、兵藤和也という名前なら載っていた」



8名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:36:17.46ID:CBwwwESu0

貘「そう……あんたの息子だよ」

兵藤「……!」

貘「兵藤和也は殺人犯……。身元の確認を阻むためか、被害者は顔と指紋を焼かれ、歯もハンマーで叩き折られていた」

カイジ「うっ……!」

貘「まあ、それはともかく……。身分証も始末するため、財布が抜き取られていたんだよ。そう……財布がね」

兵藤(あいつ……!」

貘「知ってる? 人を殺したあと、1円でも銭を奪えば、罪状は強盗殺人になる。強盗殺人は死刑か無期懲役……」





貘「これが公になれば、あんたの息子の人生は……終わりだ」




9名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:38:15.23ID:CBwwwESu0
兵藤「ふむ……それでわしにどうしろと?」

貘「ははっ、さすがの狸だね。動揺の素振り一つ見せない……」

兵藤「たしかにあいつはわしの息子だが……息子の罪は息子の罪。それはあいつ自身が償うのが筋というもの……」

貘「俺には、自分の息子がどうなろうが知ったこっちゃないって言ってるように聞こえるけどね」

兵藤「まさか。だがしかし……もしやそんなネタが交渉の材料になるとでも思っておったのか?」

貘「む……」



10名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:40:02.15ID:CBwwwESu0
貘「ね、ねぇ、マジでやらないの? 自分の息子だよ? この情報を賭けてさ、俺と賭郎勝負を……」

兵藤「くどいっ……! こちらはもう、貴様らに用はないのだっ……!」

カイジ(こいつ……! いや、しかし……客観的に見れば、この判断は非常に賢明っ……!」

カイジ(貘は稀代のギャンブラー……。勝負すれば、まずタダでは済まないっ……!」

カイジ(けど勝負にさえ乗らなければ……貘だってつまるところ人間……後々、帝愛の力を使ってどうにでも始末できるって腹か……!」

カイジ(どうするんだ貘……。会長にこの場で勝負を承諾させなきゃ……お前の身が危ういぜ……!」





11名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:41:53.65ID:CBwwwESu0
ここで貘、拳を握りこんで力説する……!

貘「えっと……えっとね、思うに、親子愛って、とても大切なものだと思うんだよね」

貘「血を分けた絆って、言葉では表せないくらい深さと重みがあって、それは何物にも代えがたいほど尊いものであるはずなんだよ」

貘「こないだ見た映画でもさ、親子愛が描かれてててね、一つすごくいい話があるんだけど……」

兵藤「寝るっ……!」

黒服「ははっ」

が……ダメっ……!



12名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:43:25.26ID:CBwwwESu0
貘「えぇ……!? 本当に……守らないんだね? 自分の息子をさ」

兵藤「くどいと言っておろう。息子だろうと何だろうと……他人は他人だ」

夜行「決まりですね、貘様……。勝負は……不成立です」

貘「あーあー……。ふぅっ……」

おもむろに、貘はポケットに手を突っ込み……

貘「うん……終わったね」

カリ梅の袋を取り出した。













ピッ……
シイィィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!!



14名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:45:10.20ID:CBwwwESu0
カイジ「な、何だよ、貘。妙に派手な袋の開け方しやがって……」

兵藤「ふんっ……! そのとおり、今宵の宴は終わりだ。お前たちもとっとと失せろっ…!」

貘「いや、そーじゃなくてさ。やっと終わったんだよ」

兵藤「あ……? だから帰れと言っておる。Eカード勝負の支払いならちゃんと……」

貘「違うって、今、勝負が終わったんだよ」

兵藤「ええい、鬱陶しい……! わかりきったことをくどくどと……!」

貘「あーもー、わかってないなぁ。そういう意味じゃなくて……」

兵藤「いい加減にしろ! いったい何が終わったというのだ!」








貘「だから、今、賭郎勝負が終わったんだよ」




15名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:46:28.45ID:CBwwwESu0
兵藤「……?」

夜行「たしかに見届けました。この勝負……勝者、斑目獏様です」

兵藤「おい、意味がわからぬっ……! いったいいつ、わしが勝負を受けた……?」

貘「勘違いするな……。俺が勝負していたのは、あんたじゃない……」

そのとき、部屋に一人の男が入室してきた……!

和也「親父っ……!」



17名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:48:13.28ID:CBwwwESu0

兵藤「ぬっ……お前……?」

貘「紹介……するまでもないか。彼が俺の対戦相手、兵藤和也ちゃんだ」

和也「クッ……。親父、こんなことを言うのは今更だが……ひょっとしたらそうじゃないかって……心のどっかで思ってた……」

カイジ(え? 何? 全然話が見えないんだけど……」

兵藤「どういうことだ……わかるように話さんか」

貘「OKっ。彼……和也ちゃんとは、十七歩っていうギャンブルやってるカジノで出会ったんだけどさ……」





18名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:49:40.24ID:CBwwwESu0
〜回想〜(背景ベタ塗り)

貘「ロンっ……! そのドラ……!」

村岡「ひっ……ひぃぃぃぃぃぃっ!?」

貘「ははっ、策に溺れたね。イカサマしてないなんて言いながら、牌をばっちりデジカメで撮っちゃってるじゃん。あんた、嘘つきだね」

村岡「グヌヌッ……! ど畜生があああああああっ! お前らっ、この男をひっ捕らえるざんす!」

黒服「はっ!」

ズガガガガガガガッ!

黒服「ぎゃああああああああああっ!」

マルコ「お前ら負けた……。その金持っていく、ダメッ!」

村岡「な、な、な、な、な、な、な!?」

貘「てことで、ごちそうさま、嘘つきくん」

村岡「アワワワワワワワワワ……!? クワ……クワ……クワ……!」

じょじょじょ〜




20名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:52:27.47ID:CBwwwESu0
黒服「店長!」

和也「ククク……おったまげたな……」

貘「……」

和也「たまたま顔出してみたら……店長お得意の十七歩勝負に出くわし、こんなつわものにお目見えできるとは」

貘「やぁ……今まで無視してて悪かったね」

和也「何の何の。それにしても、この店長をここまで完膚なきまでに叩きのめすとは……。大した博徒だ。もしよければ、名前を教えちゃもらえないか?」

貘「あっ、貘です」

和也「……何だって?」

貘「貘。斑目貘だよ、兵藤和也ちゃん」




21名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/06/02(水)00:52:35.53ID:pfDp6pqP0
今まで嘘喰いってピンチに見えて最初から全部計算通りだったりするから勝てる気がしない



22名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:54:56.71ID:CBwwwESu0
和也「あ……?」

和也「おいおい……どうして俺の名前を……」

和也「いや、それより……斑目獏……だと……!?」

和也「あんた、まさか……伝説のギャンブラー、嘘喰いかっ!?」

貘「ふふっ、さすが、その歳で裏の世界にもよく精通している」



23名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:56:15.22ID:CBwwwESu0
貘「和也ちゃんにとっちゃ、一般人なんか下界の民みたいなもんなんだろーね」

貘「金、女、酒に囲まれ、年上の人間をこき使い、裏社会にも顔が利き、その上身の安全は完全に保証されている……」

貘「まあ、これらはあんたの父親の力だろーけどさ、罪を犯しても捕まらないってのは……Lファイルのおかげだねぇ」

和也「なっ……」

貘「ふっ……ちょっと場所を変えようか」



24名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/06/02(水)00:57:11.45ID:vHxPujOx0
カイジ空気W



25名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:57:38.32ID:CBwwwESu0
貘と和也、カジノの屋上にて対峙する……!

和也「Lファイル……を知ってるっつーことは……あの話は本当か。警視庁の天真がポシャッたってのは……」

貘「おおっ、これはちょっと意外だよ。もうその話を掴んでたなんてさ」

和也「当然だっ……! 天真警視長と密葬課の箕輪課長がポックリいきやがって、南方警視正も知らぬ存ぜぬの一点張り……!」

和也「情報調査の結果、嘘喰いっつーギャンブラーと一戦交えたらしいことは掴んだが、そこから先は五里霧中……!」

和也「ファイルの行方がどうなってんのか、ずっと探っていたんだからな」

貘「そう……なら話は早い。和也ちゃんの殺人事件の情報も……無論、俺が握っている」





26名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)00:59:31.65ID:CBwwwESu0
和也「ふん……! 殺人事件ねぇ……! まったく、損なことしちまったぜ」

貘「損?」

和也「この日本ではさ……人間が煙みてえに消えること、認めてねえんだ! 死ねば手続きがある」

和也「つまり……医師が書く死亡診断書、これとこちらが書きこむ死亡届、この二つを役所に出し火葬に許可を得て焼却、埋葬……と粛々に済まさなきゃダメなんだよ」

和也「それが出来ない……ってことはイコール事件ってことで困る困る……!」

和也「だから死後のこれら一連の手続きが澱みなく進められるように、相手にゃ協力してもらわないとならなかったんだが……」

和也「あいつはこれを拒んだばかりか、逆上して襲い掛かってきやがった……」

和也「だから……殺っちまったよ……! 俺としたことが……事件にしちまった……!」




27名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:01:22.76ID:CBwwwESu0
貘「あれ? 妙に落ち着いた態度じゃん」

和也「ククク……何? ここで慌てふためき取り乱さなきゃなんねぇの?」

貘「……」

和也「俺にはよ、本当はLファイルなんぞ必要ねぇんだ」

貘「父親かい?」

和也「まあな。親父は、警察はもちろん、法務省、弁護士会、検事局……果ては裁判所にまで顔が利く……」

和也「だから、Lファイルに頼らなくても、どうとでも揉み消せるんだよ」

和也「天真の話に乗ったのは、まあ、飴を与えるっつーの……? とりあえず金やっときゃ、後々いい関係を築けるだろうって腹……!」

和也「もしあんたが、その情報をネタに俺から金をせしめようって思ってたんなら、悪いが見当違いの狙いだと言っておこう……」

貘「なるほど……」



28名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:02:31.98ID:CBwwwESu0
貘「けどさ、本当に……揉み消してもらえるかねぇ」

和也「あ?」

貘「和也ちゃんの父親……つまり兵藤和尊はさ、はたして自分の息子を守ろうとするのか……って話」

和也「クク……! ククク……! 何、何、何……? 喧嘩売ってんの……?」

貘「もし自分に危害が及ぶようならさ……和也ちゃんなんかあっさり見捨てるだろうってことさ」

和也「おいおい……何だよ、そこまで笑わせてくれんのか。何なら……」

貘「何なら、試してみる?」

和也「……ッ!」

貘「俺と勝負しようよ、兵藤会長が、自分の息子を守るかどうか……賭けようじゃないか」

和也「ふ……ふふふふっ……! 面白い……いいぜ、やろう」

貘「OK、決まりだ。この勝負、お互いチョンボができないよう、賭郎を通そうじゃないの」

カリッ

〜回想終わり〜



30名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:04:04.26ID:CBwwwESu0
貘「そんなわけでさ、俺はついさっきまで、和也ちゃんと賭郎勝負の真っ最中だったってわけ」

兵藤「……ぬぅ……!」

貘「俺が賭けたのは、Lファイル……。そして和也ちゃんが賭けたのは、これまで帝愛が行ってきた違法行為の証拠提出だ」

兵藤「何じゃと!」

貘「勝負は俺の勝ち……。賭郎が動くからには、証拠は確実に取り立てる。これで……帝愛は終わりだ」

兵藤「和也っ……! 貴様ぁ……!」

和也「へっ……親父……そうじゃないか……そうじゃないかって……感じてはいたんだ」






32名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:05:38.64ID:CBwwwESu0
和也「俺はこれまで、あらゆる人間にチヤホヤされてきた……」

和也「チヤホヤ……ってのは霧なんだぜ! 濃霧……! 見えねえよ……人の心が……! どこにもねえよ本心が!」

和也「寄ってくる人間寄ってくる人間顔のないご機嫌取りで、総へりくだり……! 多分、誰も俺を好きじゃねぇ……!」

和也「けどよ、自分の親なら……俺のこと好きでいてくれるかもしれない……愛してくれているかもしれない……そう期待したんだが……」

和也「結果はこれだよ……」

和也「やっぱり愛とか何とか、超……くだらないです……!」




33名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:07:38.58ID:CBwwwESu0
そして和也は肩を落とし、ゆらりと部屋から出て行った。

兵藤「ぐぬぬぬぬぬ……! この馬鹿息子がっ……!」

その瞬間、兵藤がさっと手を上げるや、部屋の中に黒服の男たちが大量に押し入ってきた。

カイジ「あわわわわ……!?」

兵藤「くだらぬっ……! どいつもこいつも鬱陶しい……! わしがその気になれば、貴様らなんぞ今宵のうちに魚の餌っ……!」

カイジ「な、何だよ……!? 俺たちをどうする気だ!?」

兵藤「やれっ……! 始末するのだっ……! 一人残らずな……!」

夜行「残念ですが、それはおやめになったほうがよろしいかと」



36名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:09:01.38ID:CBwwwESu0
夜行「賭郎勝負は、賭けたものが譲渡されるまで継続しているとお思いください」

夜行「和也様が賭けた違法行為の証拠が貘様の手に渡るまで、手出しは無用でございます」

夜行「もし同意がいただけないのでしたらば、この場で、強制的に取り立て……ということになりますが、いかがですか?」

兵藤(ぐぬぬ……! 夜行妃古壱……! 賭郎の最古参……! かつてコロンビアの麻薬王の命をも取り立てた男か……!」

カイジ「おおっ、何か知らんが頼もしいぜあんた! 俺たちのことも守ってくれるのか!?」

夜行「いえ……私が守るのは、あくまで勝負をした貘様だけでございます」

カイジ「そっ、そっ、そっ、そんな!? たすっ、たすっ、助けっ……!」

夜行「駄目っ」



37名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:09:14.62ID:I5rCd53/0
カイジ本編もこのくらいのスピードで進んでほしい



40名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:15:04.21ID:CBwwwESu0
貘「まーまー、待ってよ。まだ話は終わっちゃいない」

兵藤「このガキ……何をぬけぬけと……!」

貘「仮に、あんたが逮捕されたり、帝愛が潰れたりしてもさ、俺には何のうまみもないんだよね」

兵藤「何だ……何が目的だ? 金か?」

貘「あーあー、いけないね、年寄りはボケたふりがうまくて……」

貘「俺がほしいのは、ぜ・ん・ぶ!」

貘「あんたが持つ帝愛の権利をすべて賭けて……やろうじゃないの、賭郎勝負」




44名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:17:13.49ID:CBwwwESu0
夜行「貘様……賭けには、それに見合った対価が必要でございます。兵藤様がすべてを賭けるのでしたらば……」

貘「ああ、もちろん。俺も賭けるよ、俺が持つすべてを。無論……命も含めてね」

兵藤「ふん……! クカコココココ……! よかろう……ひねり潰してくれるわ!」

カイジ(おぉっ……!? や、やりやがった……。ついに、会長を勝負の場に引きずり出したっ……!」

夜行「決まり……でございますね。それでは、勝負の内容ですが、いかがなさいますか?」

貘「んー、そーだね。またEカード勝負……ってのも何だかね」

兵藤「クコココ……! それについては、わしから提案がある」





45名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:19:16.80ID:CBwwwESu0
兵藤「何の勝負をするのか……これについて、わしから案を出したところで、乗りずらいのが本心じゃろう? どんな仕掛けを用意するかわからんでな」

貘「いやぁ、そんなことも……」

兵藤「逆もまた然り。そちらが提案した勝負にやすやすと乗るほど、わしは耄碌してはおらん」

貘「だから、俺は別に……」

兵藤「そこで……こういうのはどうだ? わしと……そこにいる小僧が勝負する」

カイジ「へ? あ? え? 俺えええええええええええええええええええっ!?」




46名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:20:19.76ID:CBwwwESu0
カイジ「な、何で俺が!?」

兵藤「つまり賭けはこうだ。わしと、その小僧、どちらが勝つか予想するというもの……」

兵藤「小僧との勝負の内容は、そちらが決めてくれて構わん」

兵藤「どうだ? これなら互いの立場を折半した、フェアな勝負内容になると思うのだが……!」

貘「ふーん、なるほど。面白そーじゃん」

カイジ「ちょ、ちょっと待てよ貘!」

貘「どしたのカイジちゃん? 嫌?」

カイジ「嫌も何も……! お前の命が懸かってるんだぜ!? いいのかよ、それを俺が預かるような真似して……!」

貘「まっ……別にいいんじゃない? これも何かの縁ってことで」




47名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:21:09.97ID:CBwwwESu0
カイジ「……ッ!」

貘「だから……ね? 頼んだよ、俺の代打ち」

カイジ「…………わかっ……た。ふっ、何か、お前を見てると、躊躇するのが女々しく思えてくるぜ」

兵藤「決まりじゃの。なら、何の勝負をするのか、決めてもらえんか」

カイジ「待てっ……!」

カイジ「その前に……トイレだっ」





48名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:21:14.18ID:cXfsjI8N0
まさかのカイジ



50名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:22:59.58ID:wTCKA1VYO
カイジ名物トイレ相談



51名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:23:08.42ID:CBwwwESu0
部屋から出たカイジ、拳を握り締めて佇立する……!

カイジ(どうする……どんな勝負なら、あの会長を倒せる……!?」

そのとき、通り過ぎた部屋の扉が開いていることに気づいたカイジは、何気なくその中を覗き込んだ。

カイジ「ん……?」

その部屋には、大量のティッシュと、ペーパータオルが置かれてあった。
それを見たカイジの脳裏に、電流走るっ……!

カイジ「あ……! こっ、これだっ!」

貘「んー、何か思いついたのカイジちゃん?」

カイジ「わぁっ!? 貘!? ど、どうしたんだ」

貘「いや、俺もトイレっつって、抜け出してきたんだよ。別に、連れションってつもりじゃないよ」

カイジ「そうか……。それより、俺のアイディアを聞いてくれ」

貘「ん……どんなの?」

カイジ「勝負の内容を思いついた。ずばり……くじ引きだっ……!」



53名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:24:44.44ID:CBwwwESu0
カイジ「まず、ペーパータオルを等分に切って、くじを作る。当たりくじには、ボールペンで丸を書き込んでおく」

カイジ「それらを混ぜて、空のティッシュ箱に入れれば、くじ箱の完成だ」

カイジ「ただし……くじを作る前に、ティッシュ箱の側面に、あらかじめ当たりくじを仕込んでおく」

カイジ「疑われないよう、どのティッシュ箱を持ってくるかはあちらの黒服に選ばせることになるだろう」

カイジ「だから、全部のティッシュ箱に仕掛けを施し、黒服が持ってきたら、残りはこっそりトイレに流してくれ」

カイジ「これで俺は、確実に、一発で当たりくじを引くことができるんだ!」



54名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:26:41.91ID:CBwwwESu0
貘「んー、そっか」

カイジ「どうだ貘、この仕掛け……?」

貘「ふむ……カイジちゃん」

カイジ「何だ?」

貘「俺、コンビニ行ってくるわ」




55名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:28:17.03ID:CBwwwESu0
数分後、カイジは再び部屋に戻る。

兵藤「ぬ? 嘘喰いはどうした?」

カイジ「何か……コンビニ行くってさ」

兵藤「は?」

カイジ「カリ梅切らしちゃったから、買ってくるんだと」

兵藤「なっ……!? ふざけるな!? あやつ、逃げおった!」

夜行「いえ……心配はご無用です」

兵藤「ああん?」

夜行「とにかく、カイジ様さえいれば、勝負は可能です。もし貘様が逃亡したとしても、カイジ様が負けたなら、彼の命は賭郎が責任を持って取り立てます」




57名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:29:43.22ID:CBwwwESu0
兵藤(ふん……まあよいか」

兵藤(むしろ、あやつがいなくなったほうが好都合。妙な手出しをされるよりはマシ……」

兵藤(あくまでこのデクノボウと一対一のスタイルを貫けば……わしの勝ちは揺るぎない……」

兵藤「よかろう……。それで、勝負の内容は決まったかの?」

カイジ「待て……。もう少し、考える時間をくれ……」

ここでカイジ、手を組み、考えるふりをする。
あくまで自然に、相手に疑念を持たれぬように。
そして数分後、彼は口を開いた。

カイジ「なぁ、そういえば……向こうの部屋に、ティッシュとペーパータオルがあったはずだ。持ってきてくれないか」

兵藤「……おいっ」

黒服「ははっ」

カイジ「それと、ボールペンとハサミも頼む」




58名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:31:09.46ID:CBwwwESu0
道具が揃い、カイジは作業を開始する。
何をするつもりなのか説明せず、口を挟まれぬように、ただ黙々とくじを作り続ける……!

カイジ「……くっ」

そして、失敗に見せかけて、当たりくじのダミーを、床に散らすことも忘れない。

カイジ「よし……できた」

兵藤「それは何だ?」

カイジ「ふふっ、説明しよう」

ここでようやく、カイジは勝負の全容を会長に話した。





59名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:32:22.69ID:CBwwwESu0
兵藤「なるほど……妙に安っぽいというか何というか……。ま、よかろう」

カイジ「よし、なら、さっさと始めようぜ……!」

夜行「それでは、勝負開始の前に確認させていただきますが……。発覚しないイカサマについて、賭郎は関与しないということで、よろしいですね?」

カイジ「……」

兵藤「……」

夜行「同意……と受け取らせていただきます」

そして、ついに、くじ引き勝負が始まる……!




62名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:36:21.23ID:Fh1Rj1wq0
追いついたけどカイジが空気じゃない件について



63名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:37:50.48ID:CBwwwESu0
62もとは空気でしたが、書き直しました……。



兵藤「さてカイジくん……先行はわしが貰うぞ」

カイジ「な、何言ってんだ!? 普通ならじゃんけんか何かで……!?」

兵藤「まあ、普通ならそうだろうが……。わしは勝負内容を決める権利を譲り、その準備をこれまで長々と待ったのだ」

兵藤「時間も押しておる……。ここでもし……カイジくんが当たりを引いたなら、わしは何もせぬまま終わってしまうことになる」

兵藤「あまりと言えばあまりではないか……! これくらいの融通、利かしてくれてもよいのではないかな?」

カイジ「……!」

ここでカイジ、また手を組み、長考に入る。
そして……!

カイジ「……いいだろう、先行は……譲ろう」

兵藤「うほほっ!」




65名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:38:52.05ID:CBwwwESu0
カイジ「じゃあ、当たりくじを箱に入れるぞ」

兵藤「待った。せめてその当たりくじは……二人で入れようじゃないか」

カイジ「……む。まあ、言われてみればたしかにそうだ。そうしよう」

そしてカイジと兵藤、二人でくじを摘み、箱の中に入れる。

まずカイジが手を抜き、ややあって兵藤が手を抜いた。

兵藤「では……いかせてもらうぞ」

カイジ「ああっ……!」

兵藤、手を開き、何も持っていないことを示す。

そして、手をティッシュの口に持っていった……!

そのときだった!



67名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:39:45.61ID:CBwwwESu0
不意に照明が消え、部屋の中が闇に包まれた。

黒服「な、何だ!?」

黒服「何も見えない!?」

黒服「停電か!?」

兵藤「ええい、何をしておるっ!」

真っ暗の部屋の中、うろたえる者たちの喧騒が響く。
そのまま一分ほどが経過したとき、突然光が蘇った。

カイジ「何だよ……びっくりしたな」

兵藤「ええい、今のは何だっ!?」

黒服「わ、わかりません。変電所に異常があったのかも……」





68名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:40:33.00ID:CBwwwESu0
兵藤「ふん、もうよいっ……! 続けるぞ」

カイジ「ああ、どうぞっ……!」

兵藤、ティッシュの口に手を差し入れる……!

兵藤(クコココ……! 思ったとおりだ」




69名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:41:40.13ID:CBwwwESu0
兵藤(やはりあったわ……! 箱の側面にくじが忍ばせてある……! 大方こんなことだろうと思ったぞ……!」

兵藤(まずは、こいつを丸めて……潰し……捨て……そして……」

兵藤(さっき箱に入れるときに、折っておいた当たりくじを探す……! 目印はそれでじゅうぶん……!」

兵藤(おお、あったあった。これだっ……!」

兵藤(クココココ……! 本当ならここではずれを引き、当たりくじを失った奴の顔をじっくり観察したいことろだが……!」

兵藤(念には念を……もう余興は終わりだ。引いてやるぞ、一発でな……!」

スッ……
そして、兵藤、箱から手を引き抜く……!




71名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:43:43.82ID:CBwwwESu0
兵藤「終わりだっ……!」

手を開き、くじを確認……!
結果は……!

カイジ「……」

兵藤「あ……?」

はずれっ……!



72名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:45:01.43ID:CBwwwESu0
兵藤「何……!?」

カイジ「クク……はずれたようだな。まあ、気にするな、そう簡単には引けやしないさ」

兵藤「ぐっ……!」

カイジ「あれ? 『なぜだっ……なぜこんなことが……!?』って言いたそうな顔してるぜ」

兵藤「貴様っ……!」

カイジ「さて……それじゃ、俺の番だ」

続いて、カイジが箱に手を入れる。




75名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:49:51.87ID:CBwwwESu0
そのまま、しばらく過ぎた。

カイジ「……」

兵藤「ええい、何だ、いつまで迷っておる……!」

カイジ「会長……あんたにとって、俺はゴミみたいなもんだろう」

兵藤「ああん?」

カイジ「喧嘩に例えるなら、ボコ殴り……! 万に一つも負ける可能性はない。そう思っているんだろう。あんたにとってこれは……」

兵藤「ええい、何をごちゃごちゃと……!」

カイジ「恐ろしいってこと……! 博打はっ……!」

兵藤「何?」

カイジ「刮目せよっ……!」

引き抜いたカイジの手に握られたくじ……!
結果は……!

兵藤「!?!?!?!?!?!?」

当たりっ!




76名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:51:54.59ID:CBwwwESu0
当たりっ……!
当たりっ……!
当たりっ……!

兵藤「な……!? 馬鹿な!? 馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な!?!?!?」

カイジ「俺の……勝ちだ!」

兵藤「こんな……こんなことあるわけがないっ! イカサマだっ! こいつはイカサマをしたっ!」

カイジ「へぇ……そう言うなら……見てみろよ」

カイジ、ティッシュ箱をひっくり返す。
ばさばさと落ちてくるはずれくじ……!
どれも間違いなく、まっさらなはずれ……!

兵藤「全部……はずれじゃと……!?」

そのとき兵藤の目に、小さく丸められたくじが映った。

兵藤「ま、待てっ! ここに当たりくじがあるぞっ! 当たりくじが2枚っ! これはどう考えても不自然っ!」

喘ぐように言いながら、兵藤はそのくじを必死に開く……!
しかし。

兵藤「は、はずれ……!?」

カイジ「あーん? どうしてそのくじだけ潰れてるんだ? まっ、関係ないか、どうせはずれだしな」



77名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:53:18.61ID:CBwwwESu0
兵藤「何じゃ……何じゃこれは……!」

貘「んちゅ……。勝負あった……みたいだね」

兵藤「!!!!!!」

そこに現れたのは、ガムを噛みつつ、手にスコープらしきものを持って立つ、嘘喰い……斑目貘!

貘「んん……やっぱダメだわ、このガム。梅味っつーから買ったけど、本物のカリ梅のが断然いい」

兵藤「貴様……嘘喰い……!」

貘「お疲れカイジちゃん。はい、カイジちゃんのぶんも買ってきたよ、カリ梅」

カイジ「おおっ、サンキュー」

夜行(あれは……たしかQ太郎の廃ビルで手に入れた暗視スコープ……。なるほど、大体掴めた……からくりの全容が……」





78名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:55:52.62ID:CBwwwESu0
〜回想〜(背景ベタ塗り)

スターサイドホテル・管理室にて……

黒服(ふぅ……今夜はいったいいつまでここに残ってなきゃいけないんだ……?」

プルル……プルル……

黒服「はい、管理室」

――おいっ、わしだっ……!

黒服「は!? え!? か、会長ですか!?」

――すぐにメインビルのブレーカーを落とせ!

黒服「ええっ!? 全館の……ですか!?」

――そうだっ、説明している時間はない! 急げっ!

黒服「は、はい! かしこまりました!」




ピッ

貘「……ふふっ」

〜回想終わり〜



80名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)01:58:16.15ID:CBwwwESu0
カイジ(すげぇ……貘の言ったとおりの展開になった」

カイジ(俺は会長に見抜かれていた……策のすべてを……!」

カイジ(だが貘は……さらにその上をいった」

カイジ(俺のポケットに盗聴器が入っている……。そしてインカムを持っているのは貘……」

カイジ(あいつは、この部屋の様子をインカムで聞き、タイミングを見計らって、ビルのブレーカーを落とさせた」

カイジ(それから暗視スコープを使い、密かに部屋に潜り込み、くじ箱を……」

カイジ(すり替えておいたのさ!」



82名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)02:00:09.18ID:CBwwwESu0
カイジ(すり替えに会長が気づかないよう、箱の側面にはずれくじを仕込み、折ったくじも混ぜておく」

カイジ(しかし万一、会長が真っ向勝負で来て、ラッキーにも一発で当たりを引く可能性もゼロじゃない」

カイジ(だから、可能性は完全に潰した……。つまり、あの箱の中に当たりくじは一枚も入っていなかった」

カイジ(それだと俺も当たりを引けないじゃないか……って俺は言い募ったが、ククク……! そこは発想の転換だ」

カイジ(貘は、箱の上面に、ガムを使って、ボールペンの芯を貼り付けておいた……!」

カイジ(仕掛けを打つなら、箱の底か横しかないからな……これには会長も気づかなかった」

カイジ(俺はボールペンの芯をはがし、箱のなかで、くじの一つに丸を書き込み、また芯をガムに貼り付けた」

カイジ(そして、見事に当たりくじを引いたわけさ」



83名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)02:01:46.81ID:CBwwwESu0
カイジ(だが、あとで箱を調べられたら仕掛けに気づかれる……」

カイジ(だから、こちらからはずれくじを全部吐き出させ、イカサマの余地がなかったことを印象付けた……」

カイジ(特に会長は、丸めたくじだけを注視してしまい、とても箱のほうに目は向けられなかったしな」

カイジ(さすがだぜ……嘘喰い、斑目獏!」



85名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)02:03:05.44ID:CBwwwESu0
夜行「終わりましたね……。この勝負、勝者……伊藤カイジ様!」

兵藤「ぐっ……! ぐががががががぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!」

貘「会長……あんたは今、初めて石につまずいたんだ」

カリッ

カイジ「何が……勝ち続ける人生だ」

カリッ

貘「何が……生まれながらにしての王だ」

カリッ

カイジ「馬鹿も休み休み言え、お前はただの……」

カリッ








貘&カイジ「 大 嘘 つ き だ 」



86名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)02:05:46.39ID:CBwwwESu0
〜数ヵ月後〜

カイジ「よぉっ!」

貘「おっ、久しぶりだね、カイジちゃん」

カイジ「ああ、どうだ、そっちは?」

貘「ん……まあ元気だね。今のところは」

カイジ「もしかして……これから行くのか? 館越えってやつに」

貘「ん……まあね」

カイジ「まあ、きっとお前なら勝てるよ……。いや、勝ってくれなきゃ困る」

貘「困るって?」



89名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)02:06:56.87ID:CBwwwESu0
カイジ「お前が賭郎のトップに立ったらさ、今度は俺と勝負だ!」

カイジ「絶対にお前を倒してやるっ! イチ、ギャンブラーとしてな!」

貘「おーおー、何言ってるのカイジちゃん。いつぞや、二度とギャンブルはやらないって……」

カイジ「へっ、そっちこそ何言ってんだ。おれはほら……あれだから」

貘「あれって?」

カイジ「わかってんだろ?」

貘「ははっ……そうか……。んー、何か、急かされて言うのも恥ずかしいけど……コホン。カイジちゃんはやっぱり……」







貘「嘘つきだね」


嘘喰いinティッシュくじ勝負(了)




93名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)02:09:52.73ID:CBwwwESu0
これですべて終了です。

ここまでお付き合いしてくださり、ありがとうございました。

支援、本当に感謝しています。

自分は嘘喰いファンですが、SS書くのに、カイジのキャラは頼りになりました。

また、機会があればお付き合いください。ありがとうございました。



97名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)02:12:22.09ID:OHkWRY2IP
カイジ空気verってのも書いてもいいんだぜ…?



98名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)02:15:09.73ID:CBwwwESu0
97
カイジ空気verも、仕掛けは同じでした。
ただ、嘘喰いが勝負をして、停電させるのは伽羅の役目……というだけで。



87名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/06/02(水)02:05:58.38ID:iP37qjEp0
カイジ調子のんなwwwwwww



94名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)02:09:59.65ID:YQNdEm2P0
カイジちゃんのどこに調子のる要素があったんだよwwwwwwwwwww




99名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/06/02(水)02:17:28.97ID:7EdMnPw10
前二つ見て嘘喰いに興味持った



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